コンサルタント業務契約書の書き方〔雛形と例文〕

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コンサルタント業務契約書【無料の雛形・書式・テンプレート】

コンサルタント契約は、学識や経験等を有するコンサルタントが、さまざまな情報や資料の提供・分析・調査等の活動を通じて、委託者の経営等の相談にあたる事務を主たる内容とする契約です。

コンサルタント業務契約書のサンプル(見本)

コンサルタント業務契約書

  ○○株式会社(以下「甲」という)と××株式会社(以下「乙」という)は、コンサルタント業務に関し、次のとおり合意する。

第1条(コンサルタント業務) 乙は、甲の発展に寄与するため、甲に対し、○○○○等の業務を通じて、甲の経営・企画等について助言、指導を行うサービスを提供するものとする(以下「本件コンサルタント業務」という)。

第2条(報酬) 甲は、乙に対して、本件コンサルタント業務の報酬として、1年間につき金○○○○円を支払うものとし、毎年4月・8月・12月に3分の1ずつを支払う。

第3条(実費) 乙が甲に対し本件コンサルタント業務を遂行するために要した交通費(出張費、宿泊費等を含む)、資料収集および調査活動に要した費用は、甲の認める範囲で乙に対し実費としてこれを支払うものとする。

2 細目は、別途甲乙が協議して定めるものとする。

第4条(機密保持) 乙が本件コンサルタント業務の遂行上知り得た甲の経営内容その他業務に関連する一切の情報は、この契約の有効期間内はもちろん、契約期間の満了後も甲以外の第三者に漏らしてはならない。

2 乙がこれに違反した場合、乙は、それにより甲が被った損害の賠償の他、違約罰として金○○○○円を甲に支払わなければならない。

第5条(契約期間) 本契約は、平成○年○月○口から○年間有効とする。

2 また、期間満了の3か月前までに、契約を更新しない旨の書面による意思表示が当事者のいずれからもなされないときは、本契約は、同一条件でさらに○年間自動的に延長されるものとし、以後も同様とする。

  本契約成立の証として、本契約書を2通作成し、甲乙は、各1通を保有する。

平成○年○月○日

東京都○○区○○町○丁目○番○号

甲 ○○株式会社

代表取締役 ○○○○ 印

東京都○○区○○町○丁目○番○号

乙 △△株式会社

代表取締役 △△△△ 印

報酬

本書式では、報酬は一定額の支払としましたが、ある特定の事項の達成を目的としたコンサルタント契約の場合には、着手金+成功報酬の形で定めることもあります。

守秘義務

コンサルタント業務はその性質上、委託者の経営内容に精通する必要がありますから、コンサルタントは委託者の内部事情、機密情報に深く関与します。守秘義務は契約の最も重要な一部となります。