工事の遅れによる請負契約解除通知書(内容証明郵便の書き方と文例)

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工事の遅れによる請負契約解除通知書【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

「請負契約」とは、請負人がある仕事を完成することを約束し、注文者がその仕事の結果に対して報酬を払うことを約束することで成立する契約です(民法第632条)。請負人は契約期限までに仕事を完成させる義務を負い、この義務に違反する場合、注文者は請負人の債務不履行を理由として相当期間を定めて催告したうえで、契約を解除できます(民法第541条)。完成できない場合は債務不履行となるので、そのために注文者が被った損害の賠償請求もできます。

(工事の遅れによる請負契約解除通知書の内容証明書テンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

当社は、貴社に5階建マンション建築工事を発注し、平成○○年○月○日に工事請負契約を締結し、現在工事中です。しかしながら、貴社の社内的事情により本件工事は、契約書記載の完成予定日に間に合わないことが確実となりました。今回の工期遅延は、当社側に責任はなく、貴社の一方的な債務不履行であり、契約書第○条の解除事由に該当するものです。従いまして、当社は、契約書第○条に基づき本件契約を解除いたします。また、契約書第○条二項では、解除事由がある場合に、損害賠償請求権が発生する旨を定めています。
よって、本件より生じる損害を後日貴社に対し請求することになりますので、あらかじめご了承ください。

平成○年○月○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

工事の遅れによる請負契約解除通知書の書き方とポイント

  1. 義務違反の事実と催告した事実を具体的に記載とよいでしょう。
  2. この解除は契約条項の有無に関係なくできるが、条項があるならはそれを明記しておいたほうがよいでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。