使い込み金の返還を請求するとき(内容証明郵便の書き方と文例)

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使い込み金の返還を請求するとき【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

会社のお金を使い込むことは、事実であれば犯罪行為であり、もちろんその返還や損害賠償請求も可能です。使い込み行為の動機なども関係しますが、請求されて即時に返還するとは考えにくいので、内容証明郵便で請求するのとあわせて、他の対処策も並行して検討しておくべきです。また、文体や通知の発送時期等も慎重に選択してください。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

金員返還請求

貴殿が、当社経理部の社員として勤務していた平成○年○月10日から平成○年○月20日までの間に、貴殿が架空取引を繰り返し、合計500万円を不正に着服していたという事実が社内調査により判明しました。
つきましては、直ちに上記金員全額を返還するよう請求します。
上記行為の重大性を省みず、返還なき場合は、刑事告訴しますので御了承ください。

平成○年○月○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. このような事例では、事実調査を十分に行ってから記載しないとトラブルのもとになるので要注意です。
  2. 書面中に「訴訟を辞さない」「しかるべき手段を講ずる」などと記載すると、相手方に対する一定の心理的効果が期待できます。ただし、度が過ぎる場合は脅迫ととられることもあるので注意が必要です。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。