電子内容証明郵便とは
これまで内容証明郵便を出すには、差出人側が作成した文書等を持って、内容証明郵便を取り扱う郵便局まで出向く必要がありました。 しかし、電子内容証明郵便ならばインターネットに接続できるパソコンがあれば、利用者登録と専用アプリケーションのインストール後、いつでも内容証明郵便を差し出すことが可能になります。
差出人は、パソコンの画面上で作成した文書など必要なデータを、電子内容証明郵便のホームページにアクセスし、送信するだけでいいのです。 もちろん、電子内容証明郵便でも、その効力は、これまでの内容証明郵便と変わりません。
電子内容証明郵便の利点・相違点
- 電子内容証明郵便は24時間受付けてもらえる。
- 差出し手続きは、インターネットを通じて行うので、24時間いつでも受け付けてもらえます。これまでの取扱郵便局の窓口に出向いて行う手続きと比べ、受付に時間がかかりません。しかし、混雑していると実際に送達されるまで数十時間待ちということがあります。急ぎの場合は注意が必要です。
- 用紙一枚に書ける字数制限はない
- これまでの内容証明郵便で出す場合、1行20字以内、1枚26行以内などという字数制限を守らなければなりませんが、電子内容証明郵便では字数制限はありません
- 印鑑がいらない
- 電子内容証明郵便では、差出人は文書上に捺印する必要はありません。
- 同じ文書を3通作成する必要はない。
- 差出人から送信された文書を、郵便局側が自動的に3通作成してくれます。
- 封筒を用意する必要はない。
- 電子内容証明郵便の場合は差出人側で封筒を用意する必要はありません。自動的に封筒に入れ、封緘してくれます。
- 料金の支払いはクレジットカードが便利
- 郵便局から直接請求する料金後納もありますが、審査などがあり事業者向けです。個人などはクレジットカードを利用すれば、すぐに電子内容証明郵便が利用可能になります。ただし、クレジットカード番号は電話(自動音声)で登録します。
- 郵便局に保存される謄本は暗号化されている
- 電子内容証明郵便の謄本は差出人から送信された文書を暗号化して、電子内容証明システム内に保存されます。なお謄本の保存期間は、これまでと同じ5年間です。
IE9(Internet Explorer9)も使うことができる
IE9(Internet Explorer9)は電子内容証明郵便のホームページに書かれていませんが使うことができます。プレビュー画面でも文字化けすることなく正常に送信できます。
ただし、Windows7およびWindows8の64bitでは動作しないようです。また、IE10(Internet Explorer10)も使えないようです。
電子内容証明郵便に関する内容は、変更される可能性が高いので最新の情報を確認してから利用してください。