借地契約の満了にともない地主に建物買取を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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借地契約の満了にともない地主に建物買取を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

土地を借りてその上に建物を建てて暮らしていた場合、土地の賃貸借契約が終了したからといって建物を取り壊すことは社会的に見てももったいないことです。そこで、借地契約の期間が満了し、契約を更新しない場合は、借地権者は借地権の設定者(土地賃貸人)に対し、建物などその土地に付属したものを時価で買い取るよう請求することができます。これが建物買取請求権です。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

建物買取請求書

私は貴殿と、下記土地に関して平成○年6月10日に、賃貸借契約を締結していますが、来る平成○年5月20日をもって右賃貸借契約は契約期間を満了いたします。
つきましては、同土地上に存する私所有の下記建物(時価5000万円)につき、貴殿に対し買取を請求いたします。

土地の表示
所在 東京都○○区○○3丁目
地番 ○番
地日 宅地
地積 100㎡
建物の表示
(略)

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 建物買取請求権を行使した場合、賃貸人の建物買取代金支払義務と、賃借人の土地の明渡しは同時に行うものとされているので、賃借人は代金を支払ってもらうまで土地を明け渡す必要はありません。ただし、土地を使用している以上、その間の賃料は支払わなくてはなりません。
  2. 以下の事項を記載します。
  3. 地主との契約内容
  4. 通知書が買取請求権である旨
  5. 土地や建物の特定

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。