追認の有無確認の催告をする(内容証明郵便の書き方と文例)

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追認の有無確認の催告をする【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

正当に代理権が与えられていない無権代理人が行った契約は、原則として、本人に効果は生じません。もっとも、無権代理人がなした契約が、本人の望むものだった場合には、後からそれを認める(追認といいます)こともできます。そこで、民法は不安定な立場に置かれている契約の相手方に、本人に対して期限を定めて拒絶か追認かを確答させることを認めています。文例はこの確答を求める内容です。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

追認の有無の確認の催告書

私は、貴殿の代理人である○○○○氏と、平成○年6月1日に貴殿所有の土地一筆(東京都○○区○○町○○番)を購入する売買契約を締結いたしました。しかしながら、その後の調査で、代理人○○○○氏は貴殿より不動産売買の代理権を授与されていないことが判明しました。そこで、本来であれば本契約は無権代理により無効となるはずですが、念のため貴殿の追認の意思を確認致したく連絡させて頂きました。
つきましては、右契約を追認するか否かにつき、本書面到達後2週間以内に内容証明郵便にてご回答くださいますようお願いいたします。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 追認か拒絶かの確答を求める対象(無権代理による契約の内容)を明確にすることと、確答の期限を定めることで、文例のように文書での回答を求める方が望ましいでしょう。
  2. 期限までに回答がなかった場合は拒絶とみなされます。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。