母親が父親に対して子の認知の請求をする(内容証明郵便の書き方と文例)

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母親が父親に対して子の認知の請求をする【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

法律上父親がない子(非嫡出子といいます)が、父親を持つためには、親子関係を設定する必要があります。これを認知と呼びます。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

認知請求書

平成〇年〇月10日、私は、長男一郎を出産しました。その際、父親であるあなたが「当然認知には応じる」と言ってくれたので、一郎のことは認知してもらえるものと思っていました。しかし、再三の催促にもかかわらず、今日まであなたは認知に応じていません。
つきましては、直ちに認知することを請求します。万一これに応じていただけない場合は、認知請求の訴えを提起する等、法的手段も辞さない所存です。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
山田花子 
埼玉県さいたま市○○町1-1
鈴木次郎 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 認知は裁判によって確定される裁判認知の他、父親の意思で行う任意認知がありますが、文例は、母親から任意認知を求めるものです。
  2. 相手方が認知の要求に応じないのはさまざまな理由が考えられ、それを汲んで要求すると効果的ですが、文例のように他の男性の子どもでないと伝えることは、強い動機づけになります。
  3. このような認知の要求に応じて任意認知がなされない場合は、子どもから父親に対して認知の請求を起こすことになります(ただし、文例の事案は、未成年の子どもなので、母親が法定代理人として請求すると考えられる)。現在は、科学的鑑定等も進歩しているので、そのことも記載すると、効果的といえるでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。