事業用借地権の期間満了による明渡請求をする(内容証明郵便の書き方と文例)

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事業用借地権の期間満了による明渡請求をする【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

地主が、借地人に、事業用借地権の期間満了による土地明渡請求をする場合の文例です。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

土地明渡請求書

私と貴社は、平成○年5月1日、下記土地に関して期間を10年とする土地賃貸借契約を、公正証書の作成と同時に締結しました。本件賃貸借契約は、借地借家法23条2項による事業用定期借地権であるため、平成○年4月30日の到来により、法定更新をすることなく契約期間を満了しました。然るに、貴社は現在も同地にて営業を続けています。
つきましては、直ちに下記土地を明け渡すよう貴社に請求いたします。

公正証書の詳細
(東京法務局所属公証人○○○○作成
平成○年第12345号公正証書)
所在 東京都○○区○○1丁目2番地3号
地積 200㎡
地目 店舗用地

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
山田花子 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 相手方との賃貸借契約の内容を記載します。
  2. 契約締結日
  3. 賃貸借の目的の土地
  4. 賃貸借の期間
  5. その賃貸借契約が、借地借家法24条1項によるものであること(事業用建物の所有を目的とする土地賃貸借であること、公正証書で契約を締結したことを記載します。公正証書については、作成公証人・作成番号で特定します)。
  6. 契約で定めた賃貸借の期間が満了したことを記載します。これは、具体的な年月日の記載によるべきでしょう。
  7. さらに、事業用借地権には、法定更新の制度が適用されず、賃貸借期間の満了とともに土地の明渡義務が生じることを記載します。
  8. 最後に、書面到達日以降、期限までに土地を明け渡すことを求める旨を記載します。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。