時効中断のため債務者に支払を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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時効中断のため債務者に支払を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

時効の中断とは、時効の進行をストップさせ、進行していた時効期間をまた振り出しに戻してしまうことです。内容証明による請求、債務の承認、差押え、仮差押えを受けると、時効は中断されます(民法第147条)。債権者が支払いの請求をしたり、債務者が債務の存在を承認したりする行為は、時効が中断する事由になるので、その事由を具体的に記載して中断の主張をします。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

当社は、貴社より平成○○年○月○日付内容証明郵便にて、当社の貴社に対する債権は商法上の消滅時効が完成しているため、支払う意思がない旨の通知をいただきました。しかしながら、当社は、平成○○年○月○日に当該債権の消滅時効を中断するため、貴社より一部弁済を受けております。
したがいまして、一部弁済は債務承認にあたるため当該債権は時効により消滅していませんので、ただちに金○○○○万円に利息と遅延損害金を付してお支払いくださるよう請求いたします。

貸付金額       金200万円
貸付日        平成○○年○月○日
返済期日       平成○○年○月○日
利息         年1割
遅延損害金      年1割5分

以上

平成○年○月○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 「支払いの期限を延ばして欲しい」ということは債務の承認であり、時効中断になることを明記します。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。