債権の質入れを通知する(内容証明郵便の書き方と文例)

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債権の質入れを通知する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

貸金債権や売買代金債権などの指名債権について、自己が負担する他の債務のために質権を設定した場合に、設定者は第三債務者(質入債権の債務者)に通知するか、その第三債務者の承諾を得る必要があります。債権譲渡の場合の通知や承諾と同一の趣旨です(民法第364条)。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

当社は、貴社に対して有する後記の債権を平成○○年○月○日付けで○○○○株式会社(本店所在地 東京都千代田区神田○丁目○○番○○号)のために質権を設定しましたので、本書面をもってご通知いたします。

貸付金額       金200万円
貸付日        平成○○年○月○日
返済期日       平成○○年○月○日
利息         年1割
遅延損害金      年1割5分

以上

平成○年○月○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 質権設定の通知やその承諾は、内容証明郵便などの確定日付のある証書でなければ対抗力を発揮しないので注意が必要です(民法第364条、第467条第2項)。
  2. 債権の内容、誰が質権者となったのかをはっきり内容証明郵便で知らせます。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。