買主が売主に対して不動産を引き渡すよう催告する(内容証明郵便の書き方と文例)

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買主が売主に対して不動産を引き渡すよう催告する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

売買契約は有償双務契約です。買主は代金を支払う債務を負い、売主は登記移転及び土地引渡しの債務を負います。この双方の債務は、原則として同時に履行すべき関係にあります。そのため、土地を引き渡すよう請求するには、代金支払いがすでに完了していることが必要になります。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

物件引き渡しの催告書

私は、貴殿と平成○○年○月○日に下記土地を目的とする売買契約を締結しました。しかし、代金の支払いと所有権移転登記がすでに完了しているにもかかわらず、当該土地は、現在に至るまで引き渡されておりません。
したがいまして、本書面到達後10日以内に引渡しをされるよう、お願い申し上げます。

(土地の表示)
所在 東京都○○市○○町○丁目
地番 ○番○  地目 ○○○
地積 ○○.○㎡

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 買主としては、すでに、代金支払いが済んでいることを記載し、一定の期限を定めて引渡しの履行を催告します。
  2. 代金の支払いが後払いまたは分割払いのケースでは、代金の支払いが完了していなくても土地の引渡しを請求できます。この場合は、土地の引渡しが先履行であることを明示した上で催告をします。
  3. 引渡しがない場合には契約を解除する意思があれば、それを記載する例もあります。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。