借地人が地主に契約更新を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】
借地契約に定めた契約期間が終了した後も、借地上に建物を所有している借地人は、借地契約の更新の請求が可能で（借地借家法５条１項）、これを「借地契約の更新請求」といいます。そして、文例は、そのような借地人から貸主に対する契約更新請求です。
（内容証明書のテンプレート・雛形）
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。
契約更新請求書
私は、貴殿と下記の土地に関し、賃貸借契約を締結していますが、来る平成○年１０月１日に右賃貸借契約の期間が満了します。
そこで、私は、引き続き同地を賃借したく、借地借家法５条１項により、現在の契約と同一内容の借地契約の更新を貴殿に請求いたします。
記
１．借地契約の目的たる土地の表示
所在 東京都○○区○○４丁目
地番 １２番
地目 宅地
地積 ２００㎡
２．現在の借地契約の内容
締結日 昭和○年８月２０日
契約満了日 平成○年８月２０日
目的 建物所有
平成○○年○○月○○日
東京都調布市○○町1－1
鈴木次郎
鈴木次郎
埼玉県さいたま市○○町１－１
山田花子 殿
山田花子 殿
内容証明の書き方とポイント
- 具体的に記載すべき事項は、以下のとおりです。
- 原契約の内容：現在の借地契約の内容を、目的土地・地代・期間等により特定します。
- 契約の終了：現契約が期間の満了で消滅すること。
- 借地借家法５条１項による更新請求であること（ア原契約に借地借家法の適用があることと、イ借地上に、借地人所有建物が存在していることを記載します）。
- 期間が満了する原契約と同－の条件で契約の更新を請求すること。
用紙が2枚以上になります
- この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
- 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。