借地人が供託した供託金を地主が受け取る(内容証明郵便の書き方と文例)

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借地人が供託した供託金を地主が受け取る【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

賃貸人が賃料の増額を求めたところ、賃借入がそれに応ぜず、従来の賃料を供託したとき、賃貸人はその供託金を受け取ることができます。ただし、賃貸人が何の異議も述べずに供託金を受け取ると、賃貸人が賃料の増額を断念したとみなされる可能性があります。そこで、賃貸人は賃借人が供託した従来の賃料と同額の金銭を受け取るが、そのことは「賃料の増額」を断念したのではない旨を賃借人に伝える必要があります。文例は、上記のような場合に賃貸人が賃借人に異議を述べるとともに供託金を受領するための書面です。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

私は、貴殿に対し下記の土地を賃貸借契約に基づき賃貸しております。しかし、貴殿に賃料2万円の増額を請求したところ、平成○年8月20日付内容証明郵便にて、貴殿は、増額には応じられず従来の賃料相当額を供託した旨の通知をされました。
つきましては、貴殿が供託された金員はひとまず賃料として受領いたしますが、賃料の増額につきましては今後も請求いたしますので予めご了承下さい。
ます。

1.賃貸借の目的土地
所在 東京都○○区○○1丁目23番
地目 宅地  地積 200㎡
2.従来の賃貸借契約の表示
締結日 平成○年8月10日
賃料 毎月20万円(その月の初日払い)

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 記載すべき事項は、以下のとおりです。
  2. 賃貸借契約の内容
  3. 賃貸人による賃料増額請求がなされていること
  4. 賃借人が供託した金銭は、賃貸人が受け取った後、「増額した賃料」に充当することの意思表示

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書い