更新拒絶後も立ち退かない借家人に建物の明渡しを請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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更新拒絶後も立ち退かない借家人に建物の明渡しを請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

借地借家法26条2項によると、建物賃貸借契約の更新拒絶通知をした場合でも、契約期間満了後に借家人が居住を続け、家主がそのことについて速やかに異議を申し立てなかった場合は、契約は更新されたものとされています。建物明渡しについて話合いがつかなければ調停、裁判へと進む可能性がありますが、そのときに契約期間満了前の更新拒絶の通知、明渡しがない場合の異議申立てをしていなければ家主の更新拒絶の主張は認められませんので、内容証明郵便などでこれらを通知しておく必要があります。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

建物明渡し請求書

私は貴殿に対し、平成○年2月20日付内容証明郵便にて、下記物件の賃貸借契約更新を拒絶する旨通知しました。しかるに、右賃貸借契約は、右通知により平成○年12月20日に終了しているにもかかわらず、貴殿は本日に至るまで当該物件を明け渡していません。よって、私は貴殿に対し、借地借家法26条2項の異議を本書面をもって申し立てます。
つきましては、改めて明け渡しを請求いたしますので早急に対処くださいますようお願いいたします。
(物件の表示)
所在・東京都○○区○○12番地

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 文面に、借地借家法26条2項の異議申立てである旨を記載しておくと効果的です。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。