従業員が会社に対して残業手当を支払うよう請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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従業員が会社に対して残業手当を支払うよう請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

労働基準法によると、労働者の労働時間については、1日8時間、週40時間労働が原則とされています(法定労働時間)。1日の所定労働時間が法定労働時間内の場合など、この時間内の残業については、通常の賃金相当額が支払われます。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

私は、貴社の従業員として勤務してきましたが、平成○○年○月から平成○○年○月までの時間外労働に対する賃金が、未だに支払われておりません。
したがいまして、下記のとおり未払い賃金を請求いたします。なお、本書面到達後1週間以内に支払いの場合には、労働基準監督署へ通告しますことを申し添えます。

1 法定内時間外労働に対する賃金
時間単価○○○円×○○○時間=○○○○○円
2 法定外時間外労働に対する賃金
時間単価○○○円×○○○時間×1.25=○○○○○円

平成○○年○○月○○日
東京都調布市○○町1-1
山田花子 
埼玉県さいたま市○○町1-1
株式会社○○○○
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 法定労働時間を超過する残業時間については、使用者は1.25倍以上の賃金を支払う義務があります。
  2. 度重なる請求にもかかわらず支払いがない場合には、労働基準監督署へ相談することなどを記載してもよいでしょう。
  3. 内容証明送付後も、同じ使用者のもとで働く場合には、表現はできる限り穏当にしておくべきでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。