借地権譲渡を認める代わりに承諾料を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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借地権譲渡を認める代わりに承諾料を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

土地賃借権は、賃貸人に無断での譲渡や転貸が認められません。文例は、賃借人から賃借権の譲渡承諾のお願いを受けた賃貸人が、条件つきで承諾すると通知するものです。一方、借地借家法19条は、土地賃貸人に不利とならない譲渡・転貸なのに承諾をしない場合は、裁判所が賃貸人の承諾に代えて許可できるとも規定しています。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

回答並びに承諾料請求書

貴殿より、平成○年5月15日付内容証明郵便にて「通知書」を受け取りましたので、これについて回答いたします。
右通知書によりますと、賃貸人である私から、借地権譲渡の承諾を得たいとのことですが、諸々の事情を考慮し、承諾料として金120万円の支払いを条件として、借地権の譲渡を承諾いたします。
つきましては、右条件の諾否を本書面到達後2週間以内に回答下さいますようお願い致します。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 条件をつけて承諾するのが本旨なので、そのことを明確に記載します。条件が複数の場合は箇条書きにするなどの工夫も有効でしょう。
  2. 条件が極端に相手に不利な場合、裁判所の許可を申し立てられると、かえって自分にとって不利となります。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。