計算書類・会計帳簿等閲覧請求に対する回答(拒絶する場合)(内容証明郵便の書き方と文例)

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計算書類・会計帳簿等閲覧請求に対する回答(拒絶する場合)【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は請求に対する会社からの拒絶通知です。株主から会計帳簿等の閲覧請求を受けた会社は、一定の事由がある場合、その請求を拒絶することができます(会社法433条2項)。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

当社は、平成○年8月20日付で、貴殿からの会計帳簿閲覧請求書を受け取りました。しかし、当社で調査したところ、貴殿は当株式会社の業務と実質的に競争関係にある事業を経営していることが判明いたしました。
よって、貴殿の当該請求は、会社法433条2項3号の事由に該当しますので、当社は貴殿の会計帳簿閲覧請求を拒絶させていただきます。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 具体的な書面の記載は、次のようになります。
  2. 当該株主からの請求が以下のいずれかの事由に該当することを事実を摘示します。
  3. 請求の目的が株主としての権利の確保またはその行使に関する調査以外の目的であること
  4. 当該請求が会社の業務遂行を妨げる目的であることウ当該株主の請求が株主全体の利益を害する目的であること工請求株主が会社の業務と競合する相手であること
  5. 請求株主が請求により知り得た情報により利益を得ようとしまたは得たことがあること
  6. 上記に該当する事由を述べて、請求に応じないという意思表示をします。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。