身元保証人に本人の任地変更を知らせるとき(内容証明郵便の書き方と文例)

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身元保証人に本人の任地変更を知らせるとき【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

被用者(一般に従業員)の行為によって使用者(一般に会社や事業主)が被る損害を賠償する身元保証契約については、「身元保証二関スル法律」による制限があります。同法は身元保証契約の期間を制限する他、一定の場合に、使用者が保証人に通知を出すことを義務づけています。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

拝啓 時下ますますご清栄の事とお喜び申し上げます。
さて、当社の社員である丙山三郎氏が、来る平成○年5月1日をもちまして、福岡営業所から札幌営業所に移動することになりました。
つきましては、同人の身元保証人である貴殿に対し、身元保証二関スル法律3条にしたがい、上記事実を通知させていただきます。

敬具

平成○年○月○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 文例は、被用者(被保証人)の任務又は任地の変更について、身元保証人に通知するものです。
  2. 法律は遅滞なく通知するように規定していますが、文例のように事前でも問題はありません。
  3. 法律上義務づけられた通知なので内容証明郵便を用いることは適切ですが、身元保証人は、会社と従業員の間を取り持つような関係にあるので、文例のように、ある程度一般書簡としての形式を維持するなど、ていねいに通知することが望ましいでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。