登記手続請求と契約解除通告を同時にする(内容証明郵便の書き方と文例)

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登記手続請求と契約解除通告を同時にする【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は、土地の売買契約に関して、代金支払いと引換えに移転登記手続を行うパターンです。しかし、このケースでは、当初の決済期日に売主が約束を履行しなかったため、買主は、再度、期日を設定し代金支払いと引換えに移転登記手続を行うことを求めています。同時に、万一その期日にも売主が約定に従わないときには、買主が本件売買契約を解除する旨を通告しています。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

代金請求書

私は、貴殿と平成○年9月10日に、下記土地を代金2000万円で買い受ける契約を締結いたしました。右契約では、私の土地代金支払と、貴殿の登記移転に必要な書類を、同年10月20日に東京法務局で交換する予定でした。
しかしながら、同日、貴殿は履行の準備を全くしていなかったため、本売買契約を完了することができませんでした。そこで、再度、履行期日を同年11月10日に定めたいと思いますので、必ず登記移転に必要な書類を東京法務局にご持参いただくようお願い申し上げます。
もし、11月10日に貴殿が履行をしない場合は、私は本売買契約を解除いたします。そのときは、手付金の返還および損害賠償を請求いたしますので予めご了承下さい。
(土地の表示)
東京都○○区○○3丁目2番の6
地積 300㎡ 地目 宅地

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 書面には、以下の内容を記載します。
  2. 売買契約締結の事実
  3. 売主が当初定めた期日に残代金と引換えになすべき移転登記手続に着手しなかったこと
  4. 再度設定した日時・場所において、売主が約定通りの決済を行うよう請求すること
  5. 万一、売主が再度約束を履行しない場合は、当然に契約を解除する旨の意思表示

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。