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屋上使用契約書の書き方〔雛形と例文〕



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屋上使用契約書【無料の雛形・書式・テンプレート】

本書式は、広告塔を設置しようとする者に対し、建物所有者が建物の屋上を賃貸する場合の契約例です。本件のような契約は、建物賃貸借契約には該当せず、借地借家法の適用はないと解されています。

屋上使用契約書のサンプル(見本)

屋上使用契約書


  ○○株式会社(以下「甲」という)と△△商事株式会社(以下「乙」という)は、次のとおり契約を締結した。


第1条(屋上使用許可) 甲は、乙に対し後記表示の建物(以下「本件建物」という)の屋上部分を広告塔設置のために使用することを許諾する。

第2条(期間) 本契約の期間は、平成○年○月○日から平成○年○月○日までの3年間とする。

第3条(使用料) 使用料は、月額金○○○○円とし、乙は、毎月末日までに翌月分を甲の指定する銀行口座に振り込む方法で支払う。

第4条(保証金) 乙は、本日、本契約の保証金として金○○○○円を預託し、甲はこれを受領した。保証金には利息は付さない。

2 甲は、契約終了の場合において乙から本件建物の屋上部分の明渡しを受けたときは、遅滞なく保証金を返還する。ただし、甲は、乙に対する未払使用料支払請求権その他本契約から生じる請求権を有する場合には、保証金をその弁済に充当し、乙に対してその残額を返還すれば足りる。

第5条(使用方法) 乙は、本件建物の屋上を広告塔設置のためにのみ使用し、その他の用途に用いてはならない。

2 甲は、乙の前項の目的による使用を妨げない限り、本件建物の屋上部分を自ら使用し、または第三者をして使用させることができる。

第6条(広告塔の仕様) 乙は、事前に、設置しようとする広告塔の仕様その他の図面を甲に提出してその書面による同意を得なければ、広告塔を設置することができない。

2 乙がすでに設置した広告塔に変更を加える場合も、前項と同様とする。

第7条(広告塔の管理) 広告塔の設置、維持、補修、撤去等に関する費用(広告塔に必要な電気使用料を含む)は、すべて乙の負担とする。

2 広告塔の設置、維持、補修、撤去等はすべて乙の責任において実施するものとし、甲は同実施について一切の責任を負わないものとする。

3 広告塔の設置、維持、補修、撤去等に関連して、乙が第三者に対して損害を加えた場合には、すべて乙がその賠償責任を負担し解決するものとし、甲は一切の責を負わないものとする。

第8条(広告塔の撤去) 次のいずれかに該当する場合、乙は、直ちに、甲の指示に従い、広告塔を撤去しまたはその使用を変更するものとする。

  • ① 広告塔の設置が法令・条例・その他の法規に反する場合
  • ② 広告が第三者の商標権、意匠権その他の権利を侵害するものである場合
  • ③ 広告が名誉毀損に該当する等、不当に第三者の権利を侵害する場合

2 前項の場合において、乙が広告塔を撤去したときであっても、乙は、第3条に定める使用料支払義務を免れるものではない。

第9条(禁止事項) 乙は、本件建物の屋上使用権を第三者に対して譲渡しもしくは担保に供し、または甲の許可なく、本件建物の屋上を第三者に使用させてはならない。

第10条(解除) 甲は、乙が2か月以上使用料を滞納し、またはその他の条項に違反した場合、何らの催告なく、本契約を解除することができる。

第11条(原状回復) 本契約が終了した場合、乙は直ちに広告塔その他乙の所有または保管する物件および乙が設置した造作をすべて取り外して撤去し、本件建物の屋上部分を原状に復した上でこれを明け渡す。

2 乙は、明渡しに際して立退料、広告塔撤去費用、造作の買い取り、必要費または有益費の償還その他名目のいかんを問わず甲に対して金員の支払いを請求しない。

第12条(協議) 本契約に関し疑義が生じたときは、甲乙協議の上、誠意をもって解決する。


  本契約の成立を証するために本書2通を作成し、甲乙各1通を保持する。


平成○年○月○日

東京都○○区○○町○丁目○番○号

甲 ○○株式会社

代表取締役 ○○○○ 印

東京都○○区○○町○丁目○番○号

乙 △△株式会社

代表取締役 △△△△ 印

第三者に対する不法行為責任

広告塔の設置については、法律や条例などに規制があるほか、デザインや表示内容が第三者の権利(商標権や意匠権)を侵害するおそれがあります。その場合、原則として広告塔設置権者である屋上使用者が責任を負うことになりますが、建物所有者である貸主も広告設置に協力しているとの理由で、共同不法行為の責任を問われる余地がまったくないとはいえません。そこで、このような場合における、広告の撤去や損害の責任分担等についての規定を設けてあります(第7条・8条)。

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