試用期間中の労働者を解雇する(内容証明郵便の書き方と文例)

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試用期間中の労働者を解雇する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は、試用期間中の労働者を解雇する場合のものです。経緯と理由をを詳しく記載するのがポイントです。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

解雇予告通知書

平成○年4月10日、当社と貴殿は、試用期間を6か月とする雇用契約を締結いたしました。右契約に基づき貴殿には本社営業部にて勤務してしただいております。しかし、貴殿の勤務状況や労働能力等、諸般の事情を考慮した結果、まことに残念ですが、当社は貴殿を本採用しないことに決定いたしました。
つきましては、労働基準法20条により、貴殿を8月20日付で解雇することを本書面により予め通知いたします。

平成○年○月○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 雇用契約の締結について、a締結日、b試用期間の定めがあることを明示して記載します。
  2. 相手方がその契約に従い、労務に服していることを述べます。
  3. 相手方の労働状況から判断して、本採用に至る水準に達していないことを述べます。このときは、どのような要素に基づき、誰がそのような判断をしたのかも記載するとよいでしょう。
  4. 試用期間中の労働者でも、雇い入れから14日を経過している場合には、労働基準法20条の適用があるので、解雇をするには、30日以上前の通知が必要です。この書面が20条の通知を兼ねている点も指摘しておきます。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。