商標権を侵害している者に対して商品の販売中止を要求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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商標権を侵害している者に対して商品の販売中止を要求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

商標権は、指定商品または指定役務について、登録商標を独占的に使用できる権利です。これによって、他人が同一・類似の商標を同一・類似の商品・役務について使用することを差し止める権利が認められており、侵害防止、侵害物の除却、謝罪広告の掲載、損害賠償等を求めることができます。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

商標使用中止の請求書

貴社は、平成○年○月頃から、貴社製品の製菓販売において、新たに「チョコレートポールズ」との商標を用いはじめました。しかし、当社の製品が有する登録商標「チョコレートホールズ」と、貴社製品の「チョコレートポールズ」は呼称において著しく類似しており、貴社の右商標使用は、当社が保有する商標権を侵害すると解せられます。
したがいまして、当社は同商標権に基づき、貴社に対して上記商標の使用および上記商品の販売を中止するように請求します。
(商標権の表示)
商標登録番号第123456号
商標名 チョコレートホールズ
指定商品 第30類「洋菓子」

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 商標権を特定して表示するには、文例のように商標登録番号、指定商品(商標名、商品の区分)を掲げるのが一般的です。
  2. 商標の類似性の判断は、きわめて複雑なものです。商標審査基準によれば、原則は外観、呼称、観念の3要素のいずれかが一般的取引者にとって誤認・混同を生じるかどうかで判断しますが、他にもさまざまな判断要素があります。
  3. 訴訟となることも少なくないので、できるだけ弁護士、弁理士等の専門家に確認をした方がよいでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。