著作権侵害についての警告書に対して回答する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】
文例は、著作権侵害を指摘され、謝罪文掲載を請求された者が、著作権侵害の事実を否定する回答書です。
(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。
回答書
貴殿より送付されました、当社に対する「著作権侵害警告及び謝罪文掲載請求書」につき以下のとおり回答致します。
貴殿は、貴殿が既に発表済みの写真を当社が無断で使用したと主張していますが、平成○○年○月○日発売の週刊誌「○○○○」の200ページに掲載している写真は、当社が偶然、同じ場所を同じアングルで撮影した写真に過ぎないものです。よって、当社が貴殿の著作物に依拠していない以上、著作権侵害とはなりません。
つきましては、貴殿の請求は根拠を欠くものであり、当社としては応じることはできませんのでご了承ください。
平成○○年○○月○○日
東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿
山田花子 殿
内容証明の書き方とポイント
- 著作権侵害がないことを明記します。文例の理由の他、類似性がない、著作権法の認める複製や引用であったなどの回答が考えられます。
- 文例は、偶然同じ場所を撮影したものなので侵害ではないとしています。著作権が他の知的財産権と異なる点のーつに、結果的に同じ物ができたという場合の扱いがあります。他の知的財産権はこのような場合は、出願のない者が侵害したことになりますが、著作権は模倣の事実がなければ侵害にはなりません。
- 複製が認められる場合はきわめて限られており、解釈も複雑なので、回答を出す前に弁護士等の専門家に相談することをお勧めします。
用紙が2枚以上になります
- この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
- 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。