理由をつけて代金支払を拒否する相手に代金供託を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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理由をつけて代金支払を拒否する相手に代金供託を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

買主が民法576条にもとづいて代金支払拒絶権を行使してきた場合、売主はその代金を供託(債務の弁済で争いがある場合などに金銭や有価証券などを法務局に一時的に預けておくこと)を請求することができます(民法578条)。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

代金供託請求書

貴社より、平成○年8月6日付内容証明郵便にて、業務用印刷機1台(△△社製型番○○)の支払い拒否の通知書を受け取りました。当社は、当該商品の所有権を主張しているとされる株式会社○○とは直接の取引はなく、その子会社である○○商事と取引があるにすぎません。無論、当該商品について株式会社○○が何ら権利を有するものではありません。
したがいまして、もし、契約どおり当該商品の代金1000万円お支払いいただけない場合、当社は民法578条にもとづく代金供託請求権を行使し、当該商品代金の供託を請求いたしますので予めご了承くださいますようお願いいたします。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 売主はただ単に供託を求めることもできますが、買主が代金支払を拒否している理由について対応を求めている場合はできるだけ買主の要求に応えられるような説明をつけたほうがよいでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。