株主が会社に対して株主総会の招集を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】
文例は、会社法297条に基づき、株主が取締役(文例では代表取締役)に対して株主総会の招集を請求する書面です。株主総会の招集の決定は、通常、取締役会の決議によります。しかし、株主の中には、臨時に株主総会を開催する必要があると考える者もいるでしょう。そのときには、本例のように、「総会の目的事項(議題)」を明示して、株主総会の招集を請求します。
(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。
株主総会招集請求書
私は、貴社の株式を、平成○年3月20日より継続して、2000株(総株主の議決権数の100分の3以上)を所有する者です。
つきましては、会社法297条に基づき、下記記載のとおり、株主総会の招集を請求いたします。
記
1.総会の目的たる事項
貴社における収益対人件費率は二割以下とする旨を定款に明記する件。
2.招集の理由
収益に対する報酬のコントロールを確実に行うことによって、市場の信頼を回復することを望んでいるという意思を明らかにする必要が早急にあるため。
平成○○年○○月○○日
東京都調布市○○町1-1
山田花子
山田花子

埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿
内容証明の書き方とポイント
- 具体的な記載事項は、以下のようになります。
- 通知人が297条1項の議決権数および株式保有期間の要件を充足する株主であること。
- 株主総会の招集を請求する意思表示。
- 総会の目的事項の記載。この点は、具体的内容を記載することが必要です。
- 招集理由の記載。総会の目的についての説明にあたります。
用紙が2枚以上になります
- この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
- 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。