契約解除による損害の賠償を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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契約解除による損害の賠償を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

本例は、「他人物売買」の善意の売主による契約解除を認めた上で、買主からの売主に対する損害賠償を請求する場合です。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

損害賠償請求書

平成○年○月○日、貴社より売買契約解除通知書を受け取りました。
右通知書にて、貴社が主張されている錯誤による契約解除の件は了承いたしました。
つきましては、右契約解除と同じく民法561条に基づき、当社がこの件で被りました下記損害の賠償を請求いたします。

営業上の損害      300万円
遅延損害金(年6分)   15万円
合計          315万円

平成○年○月○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 売買契約の解除については、認めることを記載します。
  2. 解除を承諾する代わりに、売主に対して、損害賠償を請求する旨を明記します。
  3. 買主に生じた損害の具体的な金額を、事実を摘示して記載します。
  4. そして、記載した損害が売主の民法562条に基づく解除によって生じたこと、つまり、因果関係の存在を記載します。
  5. 損害賠償の根拠条文としては、民法561条を指摘すべきでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。