株主名簿の閲覧請求に対する回答(拒否する場合)(内容証明郵便の書き方と文例)

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株主名簿の閲覧請求に対する回答(拒否する場合)【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は、株主名簿閲覧請求を会社が拒絶する内容の書面です。株主による株主名簿の閲覧は、原則として認められますが、その目的が以下のものである場合、会社はその請求を拒絶できます。

  1. 請求の目的が株主としての権利の確保またはその行使に関する調査以外の目的であること
  2. 当該請求が会社の業務遂行を妨げる目的であること
  3. 当該請求が株主全体の利益を害する目的であること
  4. 請求株主が会社の業務と競合する相手であること
  5. 請求株主が請求により知り得た情報により利益を得ようとし、または得たことがあること

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

回答書

当社は、貴殿からの株主名簿閲覧請求書を平成○年9月20日付で受け取りました。しかし、当社で調査したところ、貴殿は当社の業務と実質的に競争関係にある事業を経営していることが判明いたしました。
従いまして、貴殿の当該請求は、会社法125条3項3号の事由に該当しますので、当社は貴殿の株主名簿閲覧請求を拒絶させていただきます。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 具体的な書面の記載は、次のようになります。
  2. 株主が当該会社の株主名簿を閲覧することは原則として認められること
  3. 本件の場合には、上記の事由に該当するので、請求を拒絶する旨の回答の記載

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。