過労死した者の遺族が会社に対して損害賠償を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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過労死した者の遺族が会社に対して損害賠償を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

休日不足や長時間労働による働き過ぎで慢性的疲労の蓄積や大きなストレスなどで起こる突然死を過労死といいます。企業が従業員の長時間労働を認識しながら放置していた場合は、安全配慮義務違反があるとして、遺族に対し損害賠償義務を負担する場合があります。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

損害賠償請求書

私の夫である山田次郎は、貴社の業務命令に従い、平成○○年○月からの約1年間、毎月平均100時間以上の残業と休日出勤を繰り返していました。その結果、夫は勤務中に突然倒れ、搬送先の病院で過労が原因の心不全により死亡しました。貴社の過酷な業務命令と、夫の死亡との間に、直接の因果関係があることは明白です。
したがいまして、貴社が従業員の過剰労働を回避し、健康を害さないようにする安全配慮義務に違反したことを理由に、下記の損賠償を請求いたします。

逸失利益     金3000万円
慰謝料      金3000万円
合計       金6000万円

平成○年○月○日

東京都調布市○○町1-1
山田花子 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 企業の配慮義務としては、業務量が集中する部署や担当者に配慮し、増員や業務の分散などの策を取ることや従業員の健康診断を入念に行う等が考えられます。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。