他人の所有物と知らずに買った商品の代金支払請求を拒否する(内容証明郵便の書き方と文例)

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他人の所有物と知らずに買った商品の代金支払請求を拒否する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

売買契約の目的物について第三者が権利を主張し、買主の権利が失われる可能性があるときは、代金支払拒絶権が生じます(民法576条)。事前に通知をしなくてもこの権利は発生しますが、内容証明郵便による通知によって支払拒絶と今後の対処を求める意思をより強く示すことができます。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

当社は、貴社と平成○年3月20日に業務用印刷機1台(△△社製型番○○)の売買契約を締結し、同年4月1日に納品を受けました。しかしながら、株式会社○○より同年4月20日付内容証明郵便にて、当該業務用印刷機の所有権を主張し、返還を要求する通知を受け取りました。
当社としましては、本書面により、民法576条の規定にもとづいて商品代金の支払いを拒否する旨を通知すると同時に、貴社より事の真偽についての説明を求めますので、早急に善処くださいますようお願いいたします。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 契約に反して商品代金の支払いを拒否することの正当性が明確になるように、時系列に沿って事実関係を記載しましょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。