債権債務の相殺を通知する(内容証明郵便の書き方と文例)

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債権債務の相殺を通知する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

対立する2つの債権がある場合に、対等額で消滅させることを「相殺」といいます。相殺するには、①対立する債権の存在、②金銭等同種の目的であること、③相殺する側の債権が弁済期であること、④債権の性質が相殺を許すこと、⑤債権が有効に存在すること、といった要件が必要です。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

拝啓 貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。
さて、当社は、貴社より平成○○年○月○日に購入した製造機械の買掛金300万円(商品○○○○)の債務を貴社に対し負担しております。しかしながら、当社が貴社設立時に貸し付けた1000万円が平成○○年○月○日に弁済期日を迎えました。よって、上記の買掛金は当社の貸付金と対当額で相殺いたしまことを通知いたします。
つきましては、貸付金1000万円に利息を加えた額1500万円からから買掛金300万円を控除した1200万円をお支払いくださるようお願い申し上げます。

平成○年○月○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 2つの債権の内容と自分の債権が弁済期にあることを示して、相殺意思を表示します。
  2. 相殺の結果である残債権債務も明示したほうが間違いないでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。