株主が株主総会の議題を提案する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】
文例は、会社法303条に基づき、株主が取締役(文例では代表取締役)に対して株主総会で自らの提案する議題についても決議するように請求する書面です。株主総会の議題は、「○○の件」という形式で、決議の対象となります。通常、議題は会社から株主に提示されますが、本例は、株主自らが議題を提案するものです。
(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。
通知書
私は、貴社の株式を平成○年2月10日より継続して、2000株(総株主の議決権数の100分の1以上)所有する株主です。
つきましては、平成○年8月20日開催予定の第14回定時株主総会において下記事項を会議の目的とすることを、会社法303条に基づき請求いたします。
記
1.議題
取締役の社内での呼称は『クリスタル役』とし、代表取締役社長は代表クリスタル役社長と呼ぶ旨定款に定める件
2.提案理由
取締役という言葉の響きは堅苦しいため、呼称をクリスタル役に変更し、社内の活性化を図る必要がある。
平成○○年○○月○○日
東京都調布市○○町1-1
山田花子
山田花子

埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿
内容証明の書き方とポイント
- 具体的な記載事項は、次のようになります。
- 通知人が303条に規定されている議決権数および株式保有期間の要件を充足した株主であることの記載。
- 株主提案権の通知書面である旨の記載。株主総会の開催日等を摘示します。
- 提案する議題の内容を「○○の件」という形式で具体的に記載します。「会社経営の件」というような抽象的記載は認められません。
- その議題を提案する理由の記載。
用紙が2枚以上になります
- この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
- 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。