借家人が賃借権を無断で譲渡・転貸したことを理由に契約を解除する(内容証明郵便の書き方と文例)

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借家人の無断増改築を理由として賃貸借契約を解除する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

借家人が家主の承諾なく賃借権を第三者に譲渡したり、転貸(また貸し)したりすると、家主は契約を解除することができます(民法法612条)。ただし、無断譲渡や転貸の事実がわかってもすぐに契約解除ができるわけではなく、無断譲渡・転貸にあたって、借家人に、家主との信頼関係が壊れるような背信的行為があったことが前提となります。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通告書

平成○年8月10日、私は貴殿との間に、下記物件の賃貸借契約を締結しました。しかし、無断転貸が禁止されているにもかからず、当該物件に貴殿意外の第三者が居住していることを先日発見いたしました。私は、第三者への転貸を承諾しておりませんし、また、貴殿から何の連絡も受けておりません。
つきましては、民法612条2項に基づき本契約を解除いたしますので、直ちに物件を明け渡してくださいますよう請求いたします。

東京都○○区○○3-4ー5 メゾン○○203
以上

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 事情説明を求めたのに明確な回答がないなどの事実がある場合はその旨を記載しておきましょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。