婚約を解消したことに伴い結納金の返還を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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婚約を解消したことに伴い結納金の返還を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

結納金や結納品の法律上の性質は、見解が別れるところですが、婚約とは将来の結婚の約束といえ、それを条件とした贈与の一種と考えられます。婚約が約束である以上、その実現のために双方は努める責任があり、それを一方的に怠って約束を破棄、つまり婚約を解消したということは、それを前提とする贈与で受けた金銭は返却すべきであるといえます。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

結納金及び結納品代金返還の催告書

平成○年○月10日、私と貴殿は話し合いの末、婚約を解消しました。右婚約解消は、貴殿が私意外の女性と二股の交際をしたことにその原因があります。
つきましては、婚約に際してお渡しした結納金100万円の返還と、結納品の代金として金30万円を支払いを請求いたします。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
山田花子 
埼玉県さいたま市○○町1-1
鈴木次郎 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 文例は、婚約解消に伴う不当利得返還請求をするものです。
  2. 法律的な根拠よりも、婚約の事実があったことと、返還すべき金額または物の具体的明示をする必要があります。文例は、これに加えて、相手を説得する術として婚約解消の原因が相手にあることも記載していますが、結納金の返還にあたっては、必ずしも相手に責めがある必要はないので、この点は、記載は任意でよいでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。