離婚した相手に子の養育費の増額を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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離婚した相手に子の養育費の増額を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

養育費は、支払う側、子どもを引き取る側それぞれの経済的事情、場合によっては離婚以前に置かれていた子どもの生活環境等も考慮して決められます。したがって、これらの事情がかわってやむを得ない場合であれば、増額も減額も考えられることになります。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

養育費の支払督促書

平成○年4月1日、私と貴殿との協議離婚に伴い、貴殿には長男太郎の養育費として月4万円を支払っていただいております。しかし、太郎が突如、急性〇〇病で長期入院することになり、介護費等のため現在の養育費では、生活することが困難になってしまいました。
そこで、まことに厚かましいとは存じますが、太郎が退院するまでの間、養育費を月6万円に増額していただきたくお願い申し上げます。つきましては、上記に対しご回答いただければ、誠にありがたい次第です。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
山田花子 
埼玉県さいたま市○○町1-1
鈴木次郎 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 文例は病気によって子どもの介護費等が大幅に増えることを理由としていますが、他にも、増額理由としては、入学金等の進学にともなうもの、親権者側の失職、物価の上昇等は根拠となりえます。養育費を支払う側の経済的能力は必要なので、文例ではこの点も触れて請求しています。
  2. 増額がこのような協議でまとまらない場合は、家庭裁判所に審判を申し立てることも可能です。
  3. 文例は丁重にお願いをする形ですが、それまでの支払状況など含めた背景から、強く請求するのかどうかを判断するとよいでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。